学生ローンは未成年でも借りられるのか? - アコム、借り方のコツ / 本人確認の方法

学生ローンは未成年でも借りられるのか?

 

ローンと言うのは、借金であり、法律的に言うと金銭消費貸借契約(民法587条)の締結という法律行為です。

 

まず、そもそもそのような法律行為を未成年者が行えるのかという点が問題となります。

 

民法5条1項によると、「未成年者が法律行為をするには、その法定代理人の同意を得なければならない」とされています。

 

そして同条2項によると「前項の規定に反する行為は、取消すことができる」とされています。

 

通常、未成年者の法定代理人は親権者すなわち両親ですから、両親の同意なくして借りた場合、借主である未成年者はその借金を取消すことができます。

 

したがって、未成年者でもお金を借りることはできるけれども、両親の同意を得ていなければ、後に取消されてしまう可能性があるのです。

 

未成年者が借金を取消すと、取消された借金は「初めから無効」(同法121条本文)であったことになります。

 

すなわち、借金など初めから無かったことになるのです。

 

そうなれば、お金を貸した金融機関は未成年に対し、不当利得であるとして貸し付けた金銭の返還を求めることになりますが(同法703条)、法律上未成年者は保護されており、未成年者は「現に利益を受けている限度」(121条但書)で返還を行えばよいとされています。

 

つまり、金融機関は借主である未成年者が取消された借金によって利益を得た額しか返還を受けることができないのです。

 

たとえば、借主である未成年者が借金を飲食費や学費に使ったというのであれば、本来自分で支払うことが予定されていた費用を借金によって支払いを免れたのですから、現存利益として金融機関に返還をしなければなりません。

 

しかし、たとえば借金をパチンコで消費したというのであれば、これによりその未成年者は利益を得ていませんから、その分を金融機関に返還する必要はないのです。

 

そうすると、金融機関としては、未成年にお金を貸すというのはとてもリスクの高い行為であるといえます。

 

したがって、親が保証人となっている場合等、親の同意がある場合ならば格別、基本的に金融機関は未成年者にお金を貸すということは行いません。金融機関としては、親に融資をすれば足りるからです。

 

もっとも、貸付額が低額ある場合などは、限定的に未成年に対しても貸付を行っている金融業者があり、そのような学生ローンをウリにしている金融業者も存在しています。